SONY REON POCKET PRO(レオンポケット プロ)|ウェアラブルクーラーの決定版!5との違いも解説

「真夏の通勤で汗が止まらない」「外回りで汗だくになる毎日がつらい」――そんな悩みを抱える人に注目されているのが、2025年5月20日に発売された、ソニーの最新ウェアラブルサーモデバイスREON POCKET PRO(レオンポケット プロ)です。 従来モデルと比べて冷却面積・吸熱性能・駆動時間のすべてが大幅に進化し、夏の暑さや冬の寒さに、より快適に対応できる1台となっています。

ウェアラブルクーラー ソニー レオンポケット プロを使用している男性のイメージ

REON POCKET PROの主な特徴

  • DUALサーモモジュール搭載:冷却面積がREON POCKET 5比で約2倍に拡大
  • 吸熱性能が最大約2倍に向上:新ファンと放熱設計の改良による冷却効率アップ
  • 最大約34時間の連続駆動:COOLレベル1使用時。バッテリー性能が強
  • スマホ操作不要:本体側面のボタンでモード切替・電源操作が可能
  • SMART COOL⇔WARMモード対応:TAG(別売)と連携して自動切り替えが可能
  • 防滴に配慮した構造:内部部品やUSB端子にシーリングを施した設計
ネッククーラー ソニー レオンポケットを35度の室内で使用したときの体温の変化イメージ

 

REON POCKET 5との違いを比較

前モデル「REON POCKET 5(2024年4月発売)」と比べ、どれほど進化したのかを表でチェックしてみましょう。

項目REON POCKET 5REON POCKET PRO
発売日2024年4月2025年5月
冷却構造シングルモジュールDUALサーモモジュール
吸熱性能冷却設計を最適化最大約2倍に向上
駆動時間(COOL Lv1)約17時間約34時間
動作音静音ファン搭載騒音レベル最大約1/2に低減
操作方法スマホ操作スマホ+本体ボタン
自動モードSMART COOLSMART COOL⇔WARM
重量約116g約194g
耐水・耐汗構造一部対応防滴シーリング(非防水)

こうして比較してみると、REON POCKET PROは単なるスペックアップにとどまらず、使いやすさ・快適さ・駆動力のすべてが進化していることがわかります。

とくに、冷却時間や動作音の改善は実使用に直結するポイント。スマホが使えないシーンでも本体ボタンで操作できる点も便利です。

 

こんな人におすすめ

  • 夏場の通勤や外回り、屋外作業を快適にしたい方
  • TAGと組み合わせて自動制御を使いたい方(TAGは別売)
  • スマホ不要で直接操作したい方
  • 長時間使用でも性能が落ちにくいモデルを探している方
  • 冬も首元を温めて快適に過ごしたい方

▽ 気になる方はこちら

 

装着感と使用時の工夫

REON POCKET PROを装着する男性の後ろ姿

REON POCKET PROは本体サイズが大型化していますが、ネックバンドや冷却面の形状が進化したことで、従来モデルよりも装着時のフィット感が向上しています。また、2つのサーモモジュールが交互に駆動する仕組みにより、冷却慣れが軽減され、ひんやり感が持続しやすくなっています。

本体重量は約194gと増加していますが、「密着性が高まったことで、使用中の重さが気になりにくくなった」という声も多く見られます。

ただし、椅子の背もたれやバックパックと干渉するケースもあるため、使用シーンに応じた注意は必要です。

  

【追記】2025年6月|購入後のリアルな感想

購入したREON POCKET PRO本体と付属品を専用ケースに収納した様子

発売直後に品切れが続いていたREON POCKET PROの「センシングキット(TAG付き)」が、6月中旬にAmazonで再入荷していたため、別売の専用ケースとあわせて急いで購入しました。

ちょうど届いた翌日が、6月としては異例の猛暑日で最高気温は35度。私はもともと暑がりで汗っかき体質なので、過酷な環境下でどこまで効果を感じられるかに注目して試してみました。

まず日中、猛暑の中をTAGを使ってSMARTモードで歩き始めたところ、やはり暑く、途中でマニュアル操作の「レベル5」に切り替えました。それでも汗は出てくるため、正直「これ、本当に効いているのかな?」と感じた瞬間も。しかしその後、少し涼しい場所に入ると、冷たさをしっかり感じるようになり、汗もスッと引いていきました。外気が過酷な状況では完全に汗を止めるのは難しいですが、「いつもより汗の量が少ない」「涼しい場所に入ったときの回復が早い」と実感。酷暑下では、体温調整を助けてくれる“補助的なサポートアイテム”として、効果を感じました。

また、帰宅後に室温32.3度・湿度60%(TAGによる測定)の室内で使用してみたところ、SMARTモードでは冷却レベルが3~4程度に自動調整されていました。じっとしている分にはこの室温でも冷たさを感じて快適でしたが、動き回る場合はマニュアル操作でレベル4以上に設定したほうが、体感的には効果的だと感じました。私は暑がりなので、夏場動き回るとき(特に外出中)はTAGは使用しないかな、と思いました。

専用ケースはハードタイプではないものの丈夫で、中が仕切られていて整理しやすく、付属品をスマートにまとめられる点が気に入っています。個人的には他に適したケースを持っていなかったので「買って良かった」と思いました。

ネックバンドが外れやすいというレビューもいくつか見かけたので、使い続けたときにどうなるかは少し心配しています。今後も様子を見ていきたいと思います。

購入前は評価も分かれていたので少し不安もありましたが、実際に使ってみて、私は「大満足」。冷却性能・使い勝手ともに、買って良かったと思える商品でした。過度な期待は禁物ですが、上手に取り入れれば、暑さ対策として心強くサポートしてくれるアイテムです。

   

TAG付きセンシングキットも販売中

REON POCKET TAGは、温度・湿度・照度を検知できる外付けセンサーです。これにより、冷温の自動切り替え「SMARTモード」が可能になります。

TAGを同梱したセンシングキット(型番:RNPK-P1T)も販売中。

 

別売アクセサリー|専用ケース

ネックバンドを本体に取り付けた状態のまま収納できる専用ケース「RNPC-P1」も販売中。充電ケーブルやパーツもまとめて持ち運べます。

 

まとめ

REON POCKET PROは、冷温両対応のハイエンドモデル。マーカーを最小限にとどめた視認性重視のデザインで、暑さ・寒さに悩まされる毎日に頼れる1台です。

高温多湿な日本の夏に頼れる最新モデル。気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。

  

SONY REON POCKET PROで背中を冷却して快適に過ごす犬のキャラクターイラスト

なお、本製品は日常の暑さ・寒さを和らげるためのウェアラブル機器であり、医療用途や熱中症対策を目的としたものではありません。また、本体は動作温度範囲として5℃〜40℃に対応していますが、気温35℃以上の環境での激しい発汗を伴う運動・作業の長時間使用は、冷却効果の低下や浸水リスクの観点から推奨されていません。