「電子書籍だけじゃ物足りない」「読書ノートを紙で管理するのは面倒」そんな声に応えるのが、Kindle Scribe(2022)。手書きノート機能を搭載した初のKindleで、10.2インチの大画面とE-Inkの書き心地を活かして、読書とメモを1台で完結できます。

Kindle Scribe(2022)とは?
Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの上位モデルで、初めて「手書き入力」に対応したモデルです。購入時に「スタンダードペン」または「プレミアムペン」が付属し、メモアプリとしても利用できます。
読書と手書きノートを1台で
10.2インチの大画面ディスプレイにより、書籍の余白に直接メモを書いたり、ノートアプリで自由に書き込んだりできます。まるで紙のノートのような書き心地で、アイデアメモや勉強にも最適です。2022年モデルもソフトウェアアップデート(v5.17.2以降)により「Active Canvas」機能に対応しています。
プレミアムペンはショートカット・消しゴム付き
上位モデルに付属する「プレミアムペン」には、本体上部のボタンで機能切り替えができるショートカットキーが搭載されており、ペン尻を使った消しゴム操作も可能。より直感的に使えます。
Kindle Scribe(2022)と2024年モデルの違い
▽ ざっくり比較すると、こんな感じです。
機能 | 2022年モデル | 2024年モデル |
---|---|---|
書き込み機能 | ノート作成、PDF注釈、 書籍ページに直接書き込み(※要アップデート) | 書籍ページに直接書き込み(標準対応) |
サイドパネル | 読書中にサイドノート開閉(※要アップデート) | 読書中にサイドノート開閉 |
アップデート対応 | v5.17.3以降で一部機能追加可能 | 標準対応 |
2022年モデルは、ソフトウェアバージョン5.17.2以降で書籍ページへの直接書き込み(Active Canvas)やサイドパネル機能に対応しています。そのため、ソフトウェア面では大きな違いはなく、2022年モデルでも主要機能は利用可能です。ただし、2024年モデルは書き心地の向上やペンの仕様改善など、使い勝手の面で細かなアップデートが施されています。
▽ 気になる方はこちら
Kindle Scribe(2022)の注意点
固定レイアウトの書籍に書き込みできない
PDFや技術書などの固定レイアウト書籍には、書き込みができないケースがあります。特に「Send to Kindle」でアップロードしたPDFで発生しやすく、専門書を活用したい人にはやや不便に感じられる場面も。
見開き表示できない電子書籍がある
漫画などは見開き表示に対応していますが、すべての書籍やPDFが見開き対応ではないため、読みづらさを感じることもあります。とくに図解中心の書籍では要注意です。
磁力の影響でペン線が歪む場合がある
口コミでも一部報告されている通り、マグネット式のスタンドなどの磁力で、筆圧が不安定になることがあります。スタイラスは電磁誘導式なので、設置場所やアクセサリーの影響には注意が必要です。
実際の口コミでわかったメリットと注意点
※Amazonレビューをもとに要約・編集しています
- 「書いたメモがノートとしてまとまり、学習や読書が快適になった」
- 「大画面でマンガが読みやすく、バッテリーも長持ち」
- 「固定レイアウトのPDFに書き込みできないのが惜しい」
- 「アップデートで書き込み機能が拡張されてきたのが嬉しい」
全体としては、「紙のような書き心地」と「読書+メモが1台で完結する利便性」に満足する声が多く、PDFの制限やUI面の不満はアップデートで改善傾向が見られます。
まとめ|読書+手書きメモを叶える1台
Kindle Scribe(2022)は、大画面・手書き・E-Inkの快適さがそろった新しいKindle体験を提供してくれる1台です。2024年モデルに比べると一部仕様に差はあるものの、2022年モデルも主要機能はアップデートでカバーされており、現在でも十分に満足できる1台です。さらに、2022年モデルはAmazonセールの対象になることが多く、価格面でもお得に購入できるチャンスがあります。
勉強・読書・アイデアメモを1台でまとめたい方には、今なお選ぶ価値のある端末です。
※本記事は2025年5月時点の情報に基づいています。